2024年6月、株式会社コロプラは新しいブロックチェーンゲーム『ブリリアンクリプト』をリリースしました。このゲームは、ゲーム内で使用できる仮想通貨「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」を中心に展開されます。
こちらはゲームのようなUIを持っていますが、ゲームプレイ体験を期待してプレイするとつまらないという結果になります。採掘して出てきた宝石をマーケットで売ってイーサリアムの暗号通貨を得ることができますが、それには有料の「つるはしNFT」が事実上必須であることを踏まえる必要があります。
そして、儲かるかどうかについては時間効率、内容をUber eatsと比較しても圧倒的に低いです。
こういった内容ですが、世界市場(特にインドやブラジルなどのグローバルサウス圏)登場直前には話題となりました。
ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO
BRILの初期取引公開(IEO)は大成功を収め、コインチェックのIEO史上最高の333億円の申し込み額を記録しました。これにより、約7.94万人がトークンを保有することとなりました。BRILは、ゲーム内での取引やアイテム購入に使用される予定とのことです。
実際は当ゲームの盛り上がりやトークンの市場価格の推移で今後の市場価値が左右されていきます。
現状では、日本国内のSNSなどを見ている限りはそれほどの盛り上がりにはなっていないようです。
つるはしNFTの販売
さらに、6月12日から「つるはしNFT」の販売も開始されました。このNFTは、ゲーム内で使用できる特別なアイテムとして提供され、ゲームプレイを一層楽しむための要素となっています。
こちらのつるはしNFTがなければ事実上の換金できるような宝石を手に入れることはできません。
ブリリアンクリプトの魅力
『ブリリアンクリプト』は、ブロックチェーン技術を活用した新しいタイプのゲーム体験を提供しますとありますが、実際のゲームプレイとしては3D空間で岩石をピッケルで掘り、宝石を採掘するというないようです。お世辞にも面白いプレイ体験ができるとは思えない出来です。Steamやコンシューマーゲームを普段からプレイしているゲーマーにとってはゲームとは言えないような内容となっています。
プレイヤーはゲームを進めながらBRILを集め、取引やアイテムの購入を通じて独自のゲーム世界を築くことができるとあります。
ユーザーを獲得し、マーケットが成立できる規模を創造できるかが今後のこのジャンルのゲームの成功につながっていくでしょう。
それを成功できるかどうか、しばらく追っていきたいと思います。
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