会社をダメにする経営者・管理職

eyecatch

今回記事にするのは制作途中のゲームに制作工程や意図を把握せずに仕様変更の口出しをする経営者や管理職クラスの発言力を持った人にゲームやサービスやチームを崩壊されるケースのお話です。
この記事を読むとゲーム会社で起こる理不尽な事象がどんなものなのかをリアルに感じることができます。これからゲーム業界を目指す方が就職してこの事象に遭遇する前にこの記事を読んで知って備えておきましょう。
下記の3つの事象について事例を参考例にあげて記載していきます。

  • ゲーム制作中に仕様変更を指示する
  • ゲーム運営に介入して指示する
  • チームメンバーの役割や工数を考慮せずに指示する
スポンサーリンク

ゲーム制作中に仕様変更を指示する

ゲーム制作は小規模なタイトルであっても1か月以上の分担作業で行われます。この分担作業には主にプロデューサーとディレクターの間でゲームの企画に対してどのような落としどころで期間、費用を決めて制作に入りますが、その制作工程で形になってきた頃に経営者や管理職クラスの目につき、自分好みの仕様やデザインの変更を指示するという事態が発生することがあります。大小関係なく、ゲーム会社ではよくあることの1つで、経営者や管理職クラスもゲーム制作経験があったりゲーム好きの人は多く、年齢も40歳以上でいわゆる老害化している人の特徴でもある「良かれと思って言った」という事が現場に大きな波紋に繋がることがあります。
この事象のせいで良作となるはずだったゲームが駄作へと変わることが多く、逆に稀に良作になることもなくはないですが、多くが駄作になります。また制作スタッフのモチベーションや転職するきっかけともなります。

ゲーム運営に介入して指示する

ゲーム運営はディレクターを始め、プランナーなどのチームメンバーが一丸となってゲームの仕様やプレイヤーの動向(KPIや傾向など)を把握して利用者が快適にプレイできる環境を提供し続けることに専念します。そのチームワークと積み上げてきた運営経験で日々起こる問題やアップデートやイベントの更新作業を毎日実施している中、その工程をしらずに社内の権力や発言権を振りかざしての現場への指示をする経営者や管理職クラスが現れます。
現場はその横暴のような振る舞いに対して抗議や対抗することもありますが、責任者や代表となるスタッフが今後の社内での立場や査定にも悪影響がでたりするということがあります。
言われるがままに抵抗せずにその指示を実行し、ゲーム運営に悪影響を出し、最悪の場合利用者が激減し、サービス継続が困難になってサービス終了を迎えるということも少なくありません。

チームメンバーの役割や工数を考慮せず指示する

開発チームや運営チームに属さず、会社の幹部であるということだけでスタッフに別の業務や思い付きでの依頼(命令ともいう)をする経営者や管理職クラスがいます。
とらえ方でパワーハラスメントに該当するケースも大いにありますが、はっきりと指摘できないスタッフは指摘できる人よりも多く、言われるがままに評価や業務に繋がらない作業時間が発生します。
これのせいで本来行うべき仕事が遅くなり残業するということになり、やがて身体や精神を損ない休んだり仕事を辞めることにつながるということもあります。

ゲーム会社は経営者や幹部がゲーム制作経験があって、成功事例が過去あるという人が多いので自分の成功パターンを信じています。その成功パターンでヒット作が連続するような天才であれば誰も文句も言えないですが、そのような人は今日のゲーム業界には一人もいません。
しかし、ゲーム会社に入社するとクリエイターとはいえサラリーマンですから会社の力関係とは無縁でいれるということはありません。
ゲーム会社に就職した際にはこの記事で紹介したようなことが自分にも発生した時には落ち着いて行動しましょう。

コメント

SNSフォローボタン

#ゲーム業界就職ブログをフォローする
タイトルとURLをコピーしました