退職事例 プロデューサー候補のケース

この記事ではプロデューサー候補として中途採用したが、一年未満で退職してしまったという実話をもとに転職の失敗談から学ぶ、転職後に会社に馴染んでワークするためにやるべきだったことをリストにして解説していきたいと思います。

転職失敗の要因

  • メンバーシップ不足
  • 努力する姿勢、またはアピール不足
  • 結果を先延ばしにし、目立った功績が出せなかった
  • ルーズな勤怠
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メンバーシップ不足

まず、ここで取り上げるメンバーシップの意味ですが、下記を意味します。

メンバーシップとは、「組織に属するメンバーが、自身の役割を果たし、組織やチーム全体に貢献すること」を指します。 ・自分の仕事を主体的に確実に遂行する ・他のメンバーに自発的に協力する ・「チーム」全体のことを考え、面倒な仕事でも進んで引き受ける といった行動があげられます。

中途採用というのは新卒採用とは違って会社やチームに即戦力となることを期待されて採用します。
なので、転職する際はこれまでの年俸から少し上がった額で入社するケースが多いです。
年俸の額も経歴やスキルに応じで高くなっています。
今回のケースはプロデューサー候補という枠での採用だったので、プロデューサーに必要なスキルやマインドを期待されて入社したが、メンバーシップの面で期待には満たず、当人が徐々にメンバーシップ力を発揮することを諦めてしまい、退職をすることを決めたということに至ってしまいました。

メンバーシップ力を発揮する努力を辞めてしまった原因と考えられるものは当人にしかわからない部分ですが、客観的にみてみると1つは上司との考え方のずれがあったのではないかと思います。
2つめにメンバーシップのスキル、経験不足だったことです。

努力する姿勢、またはアピール不足

中途採用者が会社やチームに認められて信用や関係値を築くうえで、人柄も重要ですが、何よりも仕事で誰よりも努力している、誰から見ても頑張っている様子が見てとれるような印象を出さなくてはなりません。その姿勢がなくても凄い結果をすぐに出せるなら結果が後押しして信用を得られますが、ほとんどの人はいきなり結果を出すことは難しいのが現実です。
その場合は誰よりも頑張っている姿勢、そう思われるような行動をとれているかが重要です。
例えば、残業しているスタッフの手助けをすることや、他のスタッフの業務が軽減されるようなシステムや仕組みを構築したり、難易度の高い業務に取り掛かかる等です。
間違っても、楽な仕事を選んだりしようとしていると印象が悪くなります。

結果を先延ばしにし、目立った功績が出せなかった

プロデューサーやディレクターで中途採用者の場合、基本的な業務能力はある程度満たしていることが前提で採用されますが、その分期待されている結果があり、その結果を出せていない、失敗したとしても出そうという姿勢がとられていない場合は会社やチームからの信用を得ることはできず、当人にとって職場環境は悪化していきます。
どのような結果が求められているのかが明確になっていなかった、途中で手を抜いてしまった、ということが重なり、日にちが経過していくと取り返すのも難しい局面に入り、結果として当人を取り巻く職場環境が悪化し、退職するという選択に至ったというケースが後を絶ちません。

ルーズな勤怠

上述したように、職場環境が悪化しだすと、当人に降りかかるストレスは大きくなり、それが精神的、身体的にも悪影響が出て、特に季節の変わり目などで気温に変化がある季節は勤怠が悪化する起爆要因になります。
勤怠は人物を評価するうえで最もわかりやすい評価項目なので、仕事内容がうまくいっていない時にストレスとなり、勤怠へ悪影響が出てしまうということになると会社やチームからの評価は一気に悪化します。ここで身体を壊して退職や休職するケースが後を絶ちません。

ゲーム業界で転職することは珍しいことではなく、人の流動が激しい業界です。
それゆえに、転職で失敗するケースも非常に多いのが現実です。
転職で希望する会社や年俸を手に入れたとしても、転職後の行動が最も重要なのでこの記事の内容を参考に、転職で失敗せずに軌道に乗り続けてキャリアを積んでいけるようにしていっていただければ幸いです。

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