ゲーム会社は複数の会社で成り立っているという事実

大手のゲーム会社ほど複数の協力会社がオフィスに入り、複数の会社で1つのチーム、部署を形成しています。
なぜ他の会社と同じチームや部署の人が集まり仕事をするのか。
それは採用費や雇用するよりも会計上便宜を図れるからです。
詳しくは会計や会社経営の仕組みを勉強すると良いですが、ここではゲーム業界で働く側の視点から理由やメリット、トラブルなどの事例を紹介していきたいと思います。

複数の会社で構成される チームや部署 で 生じるメリット、トラブルを下記の3つの項目から紹介していきます。

  • 複数の会社で構成されるチーム、部署のメリット
  • 複数の会社で構成されるチーム、部署のデメリット
  • 複数の会社で構成されるチーム、部署のトラブル
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複数の会社で構成されるチーム、部署のメリット


会社に人材を雇用するとなると毎月支払う給料とは別で会社が負担する税金などのコストが必要です。
また、会社の雇用計画に基づき雇用人数や職種などもあらかじめ決められており、求職者が考えるよりも大きな事象です。
雇用するのは上述したように簡単なことではありませんが、派遣社員や部署そのものに業務の一部を外注するという業態もあります。
これらは会社側からすると両社に都合が良く、合理的です。

複数の会社で構成されるチーム、部署のデメリット

チームや部署の一部を外注するということは会社同士では合理的ではありますが、現場としては決して合理的ではありません。
ゲーム開発や運営にはチーム内の役割や統制、1つ1つの品質が求められ、機械的に行える部分とそうでない部分があります。また、ゲームという分野は一人一人の細かな気遣いやこだわり、利用者目線といった様々な視点と経験が必要です。
なによりも当事者としての意識を持っていなければ良い製品やサービスを提供することはできません。
業務を外注する場合は上記の必要な要素が揃っている、揃えれることは難しくなります。

複数の会社で構成されるチーム、部署のトラブル

同じ会社のスタッフ同士でも昨今ではコミュニケーションの取り方1つも慎重に、丁寧にせねばコンプライアンス違反やハラスメントになってしまう時代になりました。
ましてや、他の会社から派遣されているスタッフや外注している会社はフラットな関係であるとしても契約上は仕事を依頼する立場とされる立場なので、そのような意識は決してなくなることはありません。
また、会社と会社の心理的な壁は存在し、ゲーム制作や運営といったスタッフ同士の連携やコミュニケーションが頻繁に発生するこの業界では人間同士のトラブルが起きないことはまずありえないといえます。
このように会社間の心理的な壁はトラブルが生じたときこそ強く意識され、プロジェクトが停止してしまうほどの事件が発生することもしばしばあります。
一度もめ事を起こすと、これまでのメンバーで再開することはほぼ不可能で、立て直すにも時間とコストがかかってしまいます。

以上のように、ゲーム会社は大手になればなるほど人材の確保のために会社間での合理的な人員増加を行いますが、現場での仕事の進め方は難易度が増してきます。
コンプライアンスやハラスメントのリテラシーも高まっており、複数の会社で構成されるチームや部署でうまく立ち回り、プロジェクトを成功に導けるプロデューサーやディレクターがいるかどうかが重要なポイントとなっています。

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