
この記事ではゲーム業界に就職する際の選考で同時期に志望する志願者と少しでも有利になるためにとるべき選択や行動について書いていきます。
この記事を読むことでゲーム会社の選考で内定を取る成功率が上がると思います。
- 入社したい会社の志望する職の求人要項を確認する
- 求人要項で求められているスキルや経験を身につける
- 面接になれる
上記の3つの項目に絞って書いていきます。
この3つを抑えているとほぼ就職は可能といっても過言ではありませんが、採用に至るまでに人事担当者、現場担当者、役員・取締役、社長の採用の判断があるのでその時の運やタイミングや話し方や感じ取られる雰囲気なども選考のポイントになるので、必ずしも希望する会社には入れないこともあり、1つの会社だけに絞るのではなく、幅広く会社研究をしていくことも大切です。
それではいってみましょう。
入社したい会社の志望する職の求人要項を確認する
新卒応募であっても会社の中途採用の募集要項は大きな情報源です。
会社によって求めるスキルや経験は異なり、その会社にあった人材を募集するので希望する会社があるならばその会社の望むスキルや経験があれば内定獲得へ大きなアドバンテージとなります。
こちらを参考用に紹介しながらお話します。
こちらは某大手ゲームメーカーのプランナー系の中途採用のあると望ましいスキル・経験についての記載です。
「必要なスキルと経験など」に記載されているゲームのあるジャンルに特化したプレイ経験とゲームの仕組みの把握レベルを要求しています。
ゲームジャンルにはオフラインコンシューマータイプ、オンラインタイプのRPGやFPSや有名IPテーマのゲームなど多くのジャンルがあります。そのすべてのジャンルに精通する必要はありませんが、1つのジャンルのプレイ経験やタイトル知識がある、またはIP(Intellectual Property の略)の知識がマニアレベルであることが求められます。
ここではMMOゲームに精通していることを要求されていますし、ただユーザーとしておもしろいからプレイしていたというレベルでは問題外で、ゲームサイクル、課金サイクル、アップデートの目的と戦略を自分なりに研究してロジックが作れているというところまでできているということを要求しています。
次に、「ゲームもしくはそれに類する開発者としての業務経験を1年以上有していること」という実務経験を要求しています。
1年以上とありますが、1年未満であっても要求する経験値を満たしていれば問題ありませんが、この経験というのは1年で習得するには難易度が高く、最低でも2~3年は必要だと思います。
次に、「日本語でのコミュニケーション能力」を要求しています。
日本語は日本人なら扱えて当たり前と思うかもしれませんが、企業が要求する日本語でのコミュニケーションというのはロジカルに物事を理解し、言語化できているかという点を要求しています。
ある映画を映画館で見て、それが楽しかったという話を誰かにする際、その映画は面白かった、その面白かった部分をいかにロジカルに説明できるのかという練習をすると身に付くのではないかと思いますので練習したり、ロジカルに面白さを伝えている人のコメントやインタビューなどを参考にするとよいかと思います。
最後に「Excelの基本操作」を求めています。
Excelは授業で使ったことはある、普段から企画書や文書を作るときはExcelを使っている、というだけではやや不安が残ります。Excelは極めればテトリスなどのゲームも作れる奥が深い表計算ソフトですが、マクロ機能の知識がある人とない人では頼りになる度合いが大きく異なりますので、youtubeなどで知識を取り込んでおくと良いでしょう。
長くなりましたが、次の項目は前述した内容の深堀、補足説明にあたる内容です。
「論理的な考え方と他者に対しての説明スキル」というのは、先ほどにもありました日本語でのコミュニケーションの補足説明になります。論理的(ロジカル)な考え(シンキング)で、相手にあわせた話し方で、結果的にどんな相手であっても話すべき内容が伝わっているということを要求するということです。
話し相手が忖度する必要なく、伝えなければならないことを理解できるように話して伝えることができるかどうか、また伝えわったとしても相手が不快に感じない快い話方であるかという点も重要です。
「特定趣味分野における他者に負けないほどの造詣」これは簡単に言うと、物知り博士であるということで、例えばIPの知識もこれに該当します。
「海外ゲームのプレイ経験が豊富な方」これは現場の担当者や責任者やチームに海外のゲームが好きな人が多いのかもしれませんが、国内のゲームのみしかプレイしたことがないであったり、海外のゲームは毛嫌いしてプレイする意欲がわかないという人はこの会社の社風には合わないということを伝えている可能性があります。
海外のゲームと国内のゲームでは文化の違いが出ているのでその感覚を持っているというのも重要なポイントです。
求人要項で求められているスキルや経験を身につける
こちらは上述したように、募集要項で求められているスキルや経験を調べ、まずはその要求している内容を身につけることから始めていきましょう。
時間はかかりますが、希望する会社の募集要項のスキルや経験を積むことが最短のルートです。
面接になれる
最後は面接になれることです。
面接は回数を重ねれば重ねるほどなれていき、緊張して普段の自分とは違う受けごたえをしてしまった、ということもなくなってきます。
入社する気もない会社で面接になれるために面接にいくというのが気が引ける方は転職サービスのエージェントに相談すると良いです。
転職エージェントについては後日記事を書きますが、非常に有益なサービスなので積極的に利用をお勧めします。
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